これもあり、なんだ

フリーランスのお友だち〜本・映画・テレビ・ネット

教えとか経験とか気遣いとか慣例とかを捨て去って生まれる「これもあり!」

スタジオとか会議室で人物を撮影する時、背景にバックペーパーを用意することがあります。 両サイドにスタンドを立て、渡した棒にペーパーのロールを差し込み、簡易スタジオのできあがりです。 でもこの背景で人物フルショットを撮る場合、カメラサイズは大…

わが町にもゾンビ来いって願っちゃうほどおもしろい #ゾンみつ

www.nhk.or.jp 人生を見つめ直したいと思っていてもボーっと生きてたら歳月はどんどん先に進んでいっちゃう。 いっそのことゾンビあたりが現れて襲ってこない限り人生なんて真剣に見つめ直したりはしないって、 いい年こいて何言ってんだ、 かもしれないけれ…

蜜柑をめぐるメタファー「バーニング」と「東京マリーゴールド」

みかん…ミカン…蜜柑。 蜜柑は美味しい。 そんな蜜柑がもっと美味しくなる(かもしれない)お話をふたつ。 村上春樹の短編「納屋を焼く」にパントマイムを習っている女の子が出てきます。 男性の前で延々と<蜜柑むき>のパントマイムを繰り返します。 「納屋…

福袋にみる欲望の上書き大作戦

福袋って……在庫一掃処分品の詰め合わせでしょ。 そーんな認識が、2019年の年明け早々、一気にアップデートされました。 正月の、新聞の、デパートの、福袋広告にみる、福の多様化! まずは 「モテ男に変身福袋」 いいですね〜イリュージョンのように袋をかぶ…

報酬でもなく規律でもなく人が動くって、どうすれば?

有名すぎる仕掛けなので今さらなのかもしれませんが、ある空港の男子トイレで汁の飛び散りが激しいため、便器に「炎」や「ハエ」のシールを貼ったら、男性陣はそれをめがけて用を足すため、飛び散りが減ったとか。 コンビニレジ前の足跡マークだってなにも言…

人に見られることから逃げていては成長できない。とはわかっていても逃げてしまうのが大半か

仕事上のミスや不甲斐なさを、何千人何万人に、いや、時にはテレビ中継を通じてそれ以上の人たちにさらけ出さなくてはならないって、どんな気分なんだろう。 ほら、プロスポーツ選手の話です。 あの人たちの仕事場は広くオープンで、勤務の様子を見てもらう…

池谷友秀写真展「BREATH」でアンコントロールされてしまった

名古屋は<黄金4422bld.>で開催されていた池谷友秀写真展「BREATH」を観てきました。 池谷友秀写真展「Breath」 漆黒の水中で(静止しているのになぜか)肉体の躍動を感じてしまうその写真の数々に接し、まず思い出してしまったのが、黒澤明の雨。 黒澤明(…

サンタクロースが現行犯で捕獲されない理由

サンタは、ため息とともにつぶやいた。 もしかして、これも少子化の影響なのか。最近どうも自分の存在を信じている子どもの数が減ってきたような気がする。 たしかに子どもの数そのものが減れば、相対的に信じている子の数も減るかもしれない。 それにしても…

クリスマスには「ソンタクSONTAKU」を贈ろう〜ネーミングが変わってきた

大阪の万博公園に「ニフレル」という水族館があります。 「生きているミュージアム」をコンセプトしたもので、はじめの頃は名前が思い出せなくて「アレ、アレだよアレなんだっけ」状態でしたが、後に詳しいコンセプトを知ったら、なるほど〜と、しっかりと名…

世の中には2種類の人間がいる。鼻毛を気にする人と気にしない人

鼻毛の出ている人がいます。 ズームしなければ気づかない程度のちょろりならば、まあ見て見ぬふりして会話を続けることができます。 でもなかには、山の斜面に根を張る一本松のような鼻毛を、たくましく携えている人がいます。 そういう人と向き合うと、気に…

絶滅危惧動作もあわせて展示、という視点を忘れてはいないか

名古屋の北にある北名古屋市に昭和日常博物館(正式名は「北名古屋市歴史民族資料館」)というところがあって、懐かしの昭和の道具がいっぱい展示されています。 展示品が現役だった時代を過ごしてきた者はきまって「なつかしー」と叫んでしまいます。 でも…

封印のスマホデビュー

撮影で「笑って」とか「こっち向いて」とか言っても、なかなか思い通りにならないのが動物と幼児で、そんな現場に臨む時は、気を引くおもちゃをいくつか用意していきます。 最近では、その道具の種類が変わってきて、スマホの出番が増えてきました。 もちろ…

瀬古利彦さんのように芸術と触れ合いたい。〜スイッチインタビュー達人達「横尾忠則×瀬古利彦」

いやぁ〜おもしろかった。スイッチインタビュー横尾忠則×瀬古利彦。 www4.nhk.or.jp マラソンランナーとしての瀬古さんしか知らなかったけれど、瀬古さんってあういう人なんだ。 あういうってどういう人?っていうと、世界的なアーチストであり年上でもある…

Nスペ「ロストフの14秒」は上質な推理小説の謎解きに似て興奮

東京・渋谷に設置された250台の防犯カメラから軽トラ横転野郎をまずは特定し、その人物がどこにどう移動していったかを渋谷以外の防犯カメラから地道に探し出し、自宅最寄り駅を割り出し、4人の逮捕に至ったという。 渋谷の250台に比べるとロシア・ロストフ…

テレビ離れなんてもったいない〜「ヘウレーカ」遠藤秀紀さんのエピソードに感動して、そして

テレビ離れなんてもったいない。 テレビほど手軽な情報源はありません。 テレビほど親切な案内人はいません。 これいかがですか? こちらはどうですか? と次々と並べられるメニューのなかには ときには時間のムダと思えるものもありますが、 それでもどんな…

写実を超えた金魚たち〜深堀隆介展で感じたこと

「本物そっくり」 美術作品に対するその感想は、褒め言葉なのかどうか、よくわかりません。 エアブラシや鉛筆を使って本物そっくりに描く作品をよく目にしますが、「上手いなぁ〜」以外に何かを感じたことはありません。感心して呟いても、すぐ次の瞬間には…

「それしかない」病はヨシタケシンスケ読んで治そう

子どもになにか尋ねて「べつに〜」とか言われるとむっとくる。 口答えされた気になって「はっきりしなさい」と怒ったりする。 診断を下します。 それは明確なひとつの答えを求めてしまう「それしかない病」 大人の感染率は82%ぐらいで、自分は大丈夫、と思…

渋谷ハロウィンのあの人たちに見せてあげたい「記憶の澱」

壮大なる集団心理の実験の場と化した渋谷の夜。 顔と姿を隠せば平気。 誰かと一緒ならば平気。 今夜だけだから平気。 あの実験に意図せず参加してしまった人たちに共通しているのは、その他大勢という匿名性。だからなにやっても平気で、集団心理のなかでの…

お調子者が世界をつくる

いつだったか誰だったかのFacebookのタイムライン上に、生牡蠣の写真と「生牡蠣うめぇ〜」てな記事があがっていました。 思わず舌なめずりをしてしまうそのシズルに誘われコメント欄をクリックしてみたら、こんなコメントがありました。 「わたしは◯◯勤務な…

#名画に学ぶ、シリーズに世の先生たちは脅威を感じなきゃダメですよ

最近の、#(ハッシュタグ)、というのはもうこれは、なんといいますか誘蛾灯のようなものですね。 ネーミングとボケ(ツッコミ)の秀逸さが光っていれば、面白がり屋がそこにぐわーと群がってきて、ああだこうだと増殖拡大を見せていきます。 #名画で学ぶ主…

「珍」「奇」「異」「怪」「妖」が勢揃い愛知のワンダーランド、それが風天洞だ!

ここ4年5年ほどイベント運営のために通っている愛知県は豊田の足助地区。 知ってるつもりで知らない足助がまだまだありました。 しかも!それが! 「珍」「奇」「妙」「異」「怪」「迷」「妖」なる場所で、足助のDeep度ハンパないっす。 その名は「風天洞…

川端康成様、あなたはどんな花の名前を教えられたのですか?

普段まったく本を読まない人が本屋で一冊を迷うように、花の名前を知らない男は花屋で一輪を迷う。 花に疎いです。花の名前から実体が浮かびせん。(実体から名前も浮かばない) 名前と実体が一致しているのは、チューリップ、バラ、サクラ、ヒマワリ、それ…

昭和は「懐かしい」か「カワイイ」か。昭和日常博物館で昭和に浸る

同じものを見ても、ある者は「なっつかしーい」と言い、ある者は「カッワイイー」という。それはなにかといったら、昭和。 いったい何枚写真を撮ってしまったことか。 こんな場所が愛知県は北名古屋市にあった。 北名古屋市歴史民俗資料館の3階「昭和日常博…

顔に重度の障害を持った少年の物語「ワンダー」からできることを考えてみる

予告編を見てとても気になった映画「ワンダー君は太陽」。 原作の「ワンダー」(R.J.パラシオ)を読みました。 ワンダー Wonder 作者: R・J・パラシオ,中井はるの 出版社/メーカー: ほるぷ出版 発売日: 2015/07/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログ …

「半分、青い」の舞台は岐阜のマチュピチュだった

コップに半分入った水を見て「もう、半分」なのか「まだ、半分」なのか。 思考を語る例えとして、使い古され過ぎちゃってもう口にするのも恥ずかしい。 だからこれからは、空を見て「半分、青い」か「半分、雲い」といいましょう。 はじまりました朝ドラ「半…

人生で大切なことはヨーグルトから学んだ

泊まりのロケのとき、夕食後にコンビニに寄るのが習慣化しています。いけませんねコンビニってのは。 ついつい普段買わないものを買ってしまいます。 例えば夜中お腹すくといけないからとスニッカーズとかね。 で、その日はパック入りの固形ヨーグルトを買い…

日本沈没の時、「なにもせんほうがええ」を受け入れてしまいそうな自分

「深読み読書会」(NHKBS/3月17日)が「日本沈没」を取り上げていました。 10代のころめっちゃハマっていた小松左京。今でも本棚に数冊あったなぁと久しぶりに取り出してみました。 どれも日に焼けて、しかもところどころページ角に折った跡もあって、そり…

声高に叫ばないアートたち

県立の某芸術大学で開かれていた卒業制作展に行きました。 広々としたキャンパスでは、彫刻、日本画、洋画、デザイン、映像などに分かれた棟ごとの教室で、大小バリエーション様々な作品が展示されていました。 展示箇所が記されたパンフレットに従い、どう…

小さなボタンひとつで少年は世界を変えた

押しボタン式信号のある歩道でボタンを押して信号が変わるのを待っていた。そこへ、ヘルメットを被った、小学校低学年らしき少年が自転車に乗ってやってきた。 少年は自転車にまたがったまま両足を不安定に動かしながら、押しボタン機の前に立っている私の前…

未知との遭遇における優位性は未知側にある

【虎という名前がつく以前の虎は、今よりもはるかに恐ろしいものだっただろう】 誰が言っていたのか忘れましたがそんなフレーズを思い出してしまいました。 人の大きさから想像するに、その距離はおよそ20メートルほどでしょうか。 近づくにしてもその歩みは…