日日是それ?あれ?どれ?発見

彼女が招待された意味を考えることが私たちのできること

思わず見てしまった「即位礼正殿の儀」 この儀に各国要人とともに皇室から招かれ参列した唯一の高校生がいます。 2018年6月沖縄全戦没者追悼式で「平和の詩 生きる」を朗読した相良倫子さん(当時中学生)です。 あの時ニュースで聴いた相良さんの朗読は衝撃…

あいちトリエンナーレ「旅館アポリア」で思い出す昭和14年の俳句と2019年の短歌

【戦争が廊下の奥に立ってゐた】 これは渡辺白泉という俳人が昭和14年(1939)に詠んだ俳句です。 白泉はとりたてて強い反戦思想を持っていたわけでもなく、ふつうに文学を愛する若者でした。 忍び寄る危機感を自分に与えられた表現で純粋に言い表しただけだ…

【あいちトリエンナーレ「旅館アポリア」】は歴史と向き合う態度、のようなものを指し示している

「はい、できない人は家で!」と持ち帰る宿題ほどイヤなものはありません。 一方、放っておいても怒られないのに自ら積極的に取り組んでしまう宿題の、なんとわくわくと興奮することか。 【あいちトリエンナーレ:ホー・ツーニェン「旅館アポリア」】 からの…

あいちトリエンナーレ【葛字路(グゥ・ユルー)「葛字路」】

ただの標識に拍子抜け。なんて、いきなり昭和で失礼します。 一角の雰囲気があまりにも昭和だったので、思わず。 その標識は、円頓寺商店街のメインストリートから一本脇に入った、店舗跡の空き地にぽつんと立っています。 標識に書いてある文字は、<葛字路…

スマホを落としただけなのに〜あいちトリエンナーレ【ヘザー・デューイ=ハグボーグ「Stranger Visions」】

<熱中症の危険あり>の通知が毎日のようにスマホに届いた8月のある日、そのスマホをなくしてしまった。 気づいたのは、乗り換えのため駅のホームを歩いていた時。 家に置いたままか。 いや。 自宅最寄り駅の改札は通った。マナカはスマホケースに挟んである…

あいちトリエンナーレ【毒山凡太朗「君之代」】

四間道・円頓寺S11。毒山凡太朗「君之代」 aichitriennale.jp その作品は、高齢の男性女性数人がただインタビューに答え、ただ歌を歌っている映像。 ところがその「ただ」が、単なる「ただ」じゃないから見続けてしまう。 登場するのは、日本統治時代に日本…

あいちトリエンナーレ【キュンチョメ「声枯れるまで」】

過去4回のトリエンナーレすべてに一応足を運んでいますが、今年ほど真剣に観ている回はありません。 「世界は感情に振り回されているのではないか」 「その感情は情報によって煽られているのではないか」 「情の時代」というテーマを意識して観ると、それぞ…

あいちトリエンナーレ【キャンディス・ブレイツ「ラヴ・ストーリー」】

愛知芸術文化センター8階A33。 キャンディス・ブレイツによる「ラヴ・ストーリー」 キャンディス・ブレイツ(A33) | あいちトリエンナーレ2019 そこは、ふたつの部屋で構成されています。 入ってすぐ、ひとつ目の部屋には、大きなスクリーンがあって、見ると…

あいちトリエンナーレ/袁廣鳴(ユェン・グァンミン)「日常演習」〜日常のなかの非日常。

愛知芸術文化センター8階A19の部屋で、今村洋平の1万回インクを刷って重ねたシルクスクリーンの作品を見ていた。 先程からその展示に似つかわしくないサイレンのような音が漂っている。 どこからだ? 隣室のA20からのようだ。 暗幕をくぐり、A20に入った。 …

最後の「、」が大事 な「バリバラ愛の不自由、」の前にあいちトリエンナーレに行ってきた

とりあえず芸文だけだけど、やっと行けた「あいちトリエンナーレ」 いろいろとご意見あるでしょうが個人的に今回のあいトリは非常におもしろい。 多くの人は、美や教養や感動や高尚を求めて「美術展」に足を運ぶわけですが、それはまあ「美」術ですから納得…

「選挙なんか行かない」理由はどこにある?

20代の半ばまで選挙なんて行ったことなかったからエラそうなこと言えないけれど、 投票率が戦後2番めの低さだって? 驚きです。 この驚きです、の意味は関心の低さ、 という点ではなく、 動向を見誤る世界にどっぷり浸かってしまっているのがヤバイな、とい…

その「半分こ」にあきれるか、おもしろがれるか。内藤ルネの「半分」におどろく

もう過ぎてしまいましたが7月6日はサラダ記念日でした。 俵万智さんの短歌というのは、基本シンプルな言葉を使っているゆえ、一読で素直に感じ入ることができます。 例えば、 「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ 大きければいよ…

「ゴリラ脱走!」日本モンキーセンターのゴリラ訓練の注目度をなんとかしたい

愛知県犬山市にサル類専門の「日本モンキーセンター」という動物園があります。 その日本モンキーセンターで、2000年8月ゴリラが檻から抜け出し来園者に怪我を追わせるという事故が起きました。 以来年2回(だと思う)、日本モンキーセンターでは職員らによ…

ユーミンがもう歌ってた タピオカの魅力のことなら

第二次世界大戦が勃発する前までの第一次世界大戦は、おそらく第一次なんて冠はついていなく、のちに第二次にあたる、世界規模の戦争があったから、あとになって第一次世界大戦と名づけられたに違いありません。 タピオカがいま、第2次(第3次)ブームだとか…

「世にも奇妙な物語〜あなた、同意しましたよね」〜授業で見せたい『クローズアップ現代+ 水増しインフルエンサー』

小さな花屋を営むAさんは、店の宣伝のためにインスタをはじめました。 フォロワーを増やすために、興味を持ってくれそうな人・店・有名人などを次々とフォローし、フォローバックによるフォロワーを増やしていきました。 でも際立った特長もないふつうの花屋…

いつものコンビニで僕はなんて呼ばれているかふと気になって

よく見かけるんだけど<その人>の名前は知らない。 でも時に<その人>のことを話題にしなくちゃいけない。 「ほらほら、あの人」だけでは「あの人って誰?」となり、別の人を思い浮かべてしまうかもしれない。 そんなとき必要となるのが、仲間内だけで通じ…

「まっすぐ帰るの?」と問われたらなんて答えますか?〜発達障害と比喩

いつだったかTwitterに流れてきたこの投稿がとてもステキだったのでスクショして保存してあります。 大人の、しかも男性から女性への「まっすぐ帰るの?」には、統計上および経験上7割ほど「(よかったら飲みにでも行かない?)」が込められているのは間違い…

平成最後の冬に吹いたやわらかで優しい風を「令和」へも

冬は嫌いです。寒いから。 でも冬の、冬なのになんだか今日はちょっと暖かいぞ、という日があります。 そんな冬の日、 いつものようにマフラーやストールを巻いて家を出たけれど、 (要らないかも)と外し、バッグの持ち手に マフラー(ストール)を通して歩…

小心者にとって平成から令和は絶好の変わるチャンス

令和へのカウントダウンがはじまっています。 その日まで<何者>にも襲われなければ、昭和ー平成ー令和と、3時代を生きていく男となってしまう。 若い頃は、「あの人明治生まれ」と聞くだけでその人は歴史上の人物に思えてしまってそれだけ昭和の時代は長か…

人生がときめく、より先に泣いちゃうなんて〜こんまりメソッドはボクにはいらない

NHKスペシャル「片付け〜人生をやり直す人々」 近藤麻理恵(こんまり)のドキュメントかと思ったら、こんまりメソッドのドキュメントで、しかもタイトルにある通り<人生をやり直す人々>への密着だった。 www.nhk.or.jp 「捨てられない理由は2つしかありま…

出川哲朗になれない私

何食べる?と聞かれた。 「僕はうなぎ」と答えた。 とか、 「こんにゃくは太らない。」だから安心です。 とか、 日本人同士で普段通じ合っているこんな文章のことを、「うなぎ文」「こんにゃく文」というそうです。 最近精度がぐんと高まったと噂の、Google…

平成初日の記憶はもう記録でしか残っていない

あと2ヶ月余りで平成が終わる。なんだかあっという間だった30年。 昭和から平成に変わった30年前の1月7日ってなにやってたんだろ。 古い手帖を引っ張り出して見たら、崩御の1月7日は撮影してて、夕方から劇団四季の「キャッツ」を観に行く予定になっている。…

桜田五輪相と「いだてん」の連続がっかり発言から考える新しいオリンピック出場方法

およそ100年余という時の差はあるものの、オリンピック関係者が、オリンピック候補選手に対して、「がっかり」という同じオノマトペを発する出来事に出会いました。 ひとつは、 大河ドラマ「いだてん」での大日本体育協会役員・嘉納治五郎の「がっかり」 役…

森保監督のメモがもしもスマホのメモだったら

気づきましたか?いつもはあった「それ」が、あの時はなかった。 だからあの結果……なのかどうかは、わかりません。 「YOUは何しにニッポンへ?」とか「家、ついて行ってイイですか?」とか、シロウトさんに聞いてみました系番組を次やるとしたら… 実はこんな…

ときには「これもあるかも」を考えてみよう

2日前?3日前?CMにおける【これもあり】を書きました。 人間の記憶っていうのは優れてるもので、たしかにシナプスに電気信号は走るものなんですね。 前回とは別の角度からの【これもあり】を思い出してしまったのです。 広告に登場する人たちは、基本みな悩…

福袋にみる欲望の上書き大作戦

福袋って……在庫一掃処分品の詰め合わせでしょ。 そーんな認識が、2019年の年明け早々、一気にアップデートされました。 正月の、新聞の、デパートの、福袋広告にみる、福の多様化! まずは 「モテ男に変身福袋」 いいですね〜イリュージョンのように袋をかぶ…

報酬でもなく規律でもなく人が動くって、どうすれば?

有名すぎる仕掛けなので今さらなのかもしれませんが、ある空港の男子トイレで汁の飛び散りが激しいため、便器に「炎」や「ハエ」のシールを貼ったら、男性陣はそれをめがけて用を足すため、飛び散りが減ったとか。 コンビニレジ前の足跡マークだってなにも言…

クリスマスには「ソンタクSONTAKU」を贈ろう〜ネーミングが変わってきた

大阪の万博公園に「ニフレル」という水族館があります。 「生きているミュージアム」をコンセプトしたもので、はじめの頃は名前が思い出せなくて「アレ、アレだよアレなんだっけ」状態でしたが、後に詳しいコンセプトを知ったら、なるほど〜と、しっかりと名…

封印のスマホデビュー

撮影で「笑って」とか「こっち向いて」とか言っても、なかなか思い通りにならないのが動物と幼児で、そんな現場に臨む時は、気を引くおもちゃをいくつか用意していきます。 最近では、その道具の種類が変わってきて、スマホの出番が増えてきました。 もちろ…

お調子者が世界をつくる

いつだったか誰だったかのFacebookのタイムライン上に、生牡蠣の写真と「生牡蠣うめぇ〜」てな記事があがっていました。 思わず舌なめずりをしてしまうそのシズルに誘われコメント欄をクリックしてみたら、こんなコメントがありました。 「わたしは◯◯勤務な…