フリーランスはヒマなのだ

フリーランスのお友だち〜本・映画・テレビ・ネット

あの時なにもしなかったからせめて知るだけでもと、「アリガト謝謝」

2011年4月109億円。2011年5月上旬160億円。そして最終的には200億円を突破。 東日本大震災に対する、台湾から日本への義捐金です。 世界最大の金額だったにも関わらず、世界6カ国7紙に掲載した、感謝を表す日本政府のメッセージ広告は台湾には行われませんで…

「蜂蜜と遠雷」を読んで。文章が「音」に「音たち」に変わる魔法の小説

上下2段500ページ超えの最初の1ページを開くタイミングは、難しい。下手にハマってしまうと抜け出せなくなってしまうから。 特に今週は撮影が続くから手を出すのは極めて危険。と、そんなとき、 天候の問題で撮影延期の連絡が。プレゼントのようなこの時間が…

「このハゲ!」と叫んだ女性政治家を笑う300年後の未来人たち

今日は朝っぱらからおっそろしく不快な声を何度も耳にしてしまいました。 有形無形の温かい支持が何よりも必要な、議員ともあろう人が、いわゆる「頭髪の乏しい」状態の人たちを一斉に敵に回してしまいましたね。 豊田真由子議員に元秘書への暴言・暴行疑惑…

2020年を迎える前に「TOKYOオリンピック物語」を読む

近々「走り」を本格的に日々行っている人を被写体とした撮影があります。 予定しているシーンは、都市のなか、自然のなか、住宅街のなか、さらにはトラックと舞台が分かれ、しかもカット数もある程度必要なため、それぞれにいかに変化をつけるかがなかなかに…

穂村弘さん、勝手に友だち宣言お許しを

穂村弘さんのこの一文。 悲しいほどこの気持が分かる。分かって気づく、いくら「深夜特急」や「謝々!チャイニーズ」を読んで、出会いやハプニングに憧れたって、そんな旅なんてできやしないっことに。 かつて会社員だったとき、東京へ出張するだけでも、同…

1967年のSNSはすごかった。森とんかつ泉にんにくかーこんにゃくまれてんぴら

「スター誕生と歌謡曲黄金の70年代」 副題だけを目にすると、なんか俗っぽくてタレント暴露本の香りがするけれど、いやいやなんの見事なドキュメントでした。 阿久悠「夢を食った男たち」。 夢を食った男たち 「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代 (文春文庫)…

カレーライス以外のカレーは邪道だ!と思っていたが、ああ、人生損してた

「今夜はカレーよ」「わーい」 なんて会話が聞こえてくると、夕暮れの河川敷を思い浮かべてしまうほどカレーが醸し出すイメージは温かい。 多くの人はカレーが好きなようで、Facebookにもたまに「休日の今日は朝からカレーを煮込んでいます」という男の料理…

分かる人だけ分かればいいという控え目な表現者たち

どんなに押しつけがましい発明家や芸術家も、自分の作品の受け手が赤ん坊であった時、それでも作品を一切変えない人間はどのくらいいるのだろう。過去の天才達も、神谷さんと同じように「いないいないばあ」ではなく、自分の全力の作品で子供を楽しませよう…

今でも読み返す「中国行きのスロウ・ボート」の意味深さ

お隣にある大きな国となんだかんだと問題が生じた時いつも思い出す短編小説があります。 今から30年以上前の、1980年に発表された村上春樹「中国行きのスロウ・ボート」。主人公が知り合った3人の中国人の記憶についての物語です。 中国行きのスロウ・ボー…

俺はまだ本気出してない、と言い続けていつしか50代。奇跡を見せる資格ができました

「今でしょ」のあの人が教えているTハイスクールの映像授業。 生でなく、映像授業でモチベーションや集中力が保てるのだろうか、勉強が身につくのだろうかと、昭和のど真ん中で受験を戦ってきたオヤジは疑問を感じちゃったりするのですが、いやいやどうして…

美談の影にあるもの。映画「歩いても歩いても」見たら小説「横道世之介」を思い出してしまった。

是枝裕和の映画「歩いても歩いても」のなかにこんなシーンがあります。 歩いても 歩いても 発売日: 2016/05/01 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 原田芳雄と樹木希林の老夫婦が住む家に、長女・YOUと次男・阿部寛が、それぞれ家族を連れて…

近所にコンビニは一軒もなくなってしまった。コンビニエントに使われ損なのかオーナーさんは

フリーランスとなっていつのまにか20年を超えました。 細々と足し算の仕事を積み重ねてきましたが、はてこの先、どうしたもんかいな。5年後10年後、いやいや、半年後だってどうなってるかわからないこの不安定さ。 てなことをフリーランス仲間が集まると、…

助けてー!脳内空間をストーキングするポーニョポーニョとズンズンズンドコ

我が偏愛する翻訳家・岸本佐知子さんのエッセイに「ホッホグルグル問題」(「ねにもつタイプ」より)というのがあります。 何も考えずにぼんやりしているときに頭のなかを支配する<声>と<音楽>について書いています。 ねにもつタイプ (ちくま文庫) 作者:…

ヨシタケシンスケはカチンコチンの発想しかできない大人こそ読むべき絵本

www.1101.com りんごかもしれない、じゃあ一体それはなんだ? もうぬげない、となったらどんなことが起きるのか? そんな変なクセやめなさいと言われてどれだけ楽しい言い訳を思いつくことができるのか? 読み聞かせる相手はもういないけれどヨシタケシンス…

人生はまさしく「劇場」〜又吉直樹「劇場」を読んで

演劇人が主人公だから「劇場」というタイトルだと思っていたけれど、いやいやそんな単純なものではなかった。 「第2図書係補佐」「東京百景」「火花」「夜を乗り越える」とずっと読んできて、さっそく「劇場」を。 一気読みの凄まじさ。えぐられました。 劇…