2017年読んだ本のなかから生き残った本たち(今年発行に限らず)
ホントにもう情報があふれすぎてあれいいよこれいいよの声聞くたび節操もポリシーもなく手を伸ばして気づくと12月18日時点でちょうど100冊の本を読んだことになっていました。
年齢のせいかその多くの内容が記憶から消え去ってはいますがそれでもしぶとく年末までとどまり続けているいくつかを。
2017発行のものに限らず旧作や読み直しも含んでいますあしからず。
◯井上智洋「人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊」
ここ数年人工知能関係を読み漁っていますが1番突き刺さったのがこれ。ベーシックインカムを真剣に検討する時代に差し掛かっているのでは。
◯恩田陸「蜜蜂と遠雷」
音楽を文章で表現するとこうなる。の大見本。
◯こだま「夫のちんぽが入らない」
タイトルに惑わされずに中身は深い
◯星野博美「愚か者、中国をゆく」「謝謝!チャイニーズ!」
ここに描かれている中国と今の中国はどれだけ変わったのか。「深夜特急」の中国版。めっちゃ面白い
◯野地秩嘉「TOKYOオリンピック物語」
1964からすべてがはじまった。2020からは何がはじまる?歴史から学ぼう
◯吉本浩二「淋しいのはアンタだけじゃない」
感音性難聴や耳鳴りの表現はマンガならでは。ドキュメンタリーとしても傑作
◯穂村弘「野良猫を尊敬した日」
短歌もいいけどこの人のエッセイ視点が好きです
◯西野亮廣「魔法のコンパス」「革命のファンファーレ」
おじさん焦っちゃう。
◯前田将多「広告業界という無法地帯へ」
はあちゅう氏の告白記事と合わせて読むとそこはとんでもない世界。
◯はあちゅう「半径5メートルの野望」
悩める20代へ、おじさんはキミたちを騙します。だから騙されたと思って読んでみて。
◯瀧本哲史「ミライの授業」
ああ、こんな授業が受けたかった。なんで勉強するの?それはね、の答えがここに。
◯アラン「幸福論」&ラッセル「幸福論」
これ読んで幸福について考えてるとめんどくさくすぎて幸せになれそうにない。
◯ヨシタケシンスケ「あるかしら書店」他ヨシタケシンスケの絵本全部
ヨシタケシンスケを子どもだけのものにするのはもったいなさすぎる
◯村上龍「昭和歌謡大全集」
最近読み返している村上龍。「コインロッカーベイビーズ」「希望の国エクソダス」あたりも刺激的だけど、この「昭和歌謡大全集」はぶっ飛びます。
- 作者: V.E.フランクル,霜山徳爾
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1985/01/23
- メディア: 単行本
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◯V.Eフランクル「夜と霧」
やっと読みました。アウシュビッツ収容所での体験談。希望も尊厳もなにもない極限のなかでどう生きればいいのか。
◯ジェームズ・クラベル「23分間の奇跡」
新任教師がたった23分間の朝の挨拶で子どもたちを変えていく。すぐ読めるが深い。
◯佐藤航陽「お金2.0」
もうすっかり現金を使わなくなった今、改めて「お金」について知りたくてただいま読み始め。