絶滅危惧動作もあわせて展示、という視点を忘れてはいないか

名古屋の北にある北名古屋市昭和日常博物館(正式名は「北名古屋市歴史民族資料館」)というところがあって、懐かしの昭和の道具がいっぱい展示されています。

展示品が現役だった時代を過ごしてきた者はきまって「なつかしー」と叫んでしまいます。

 

でも、よくよく考えてみると、その「なつかしー」の対象は物・物質だけではないことに改めて気づかされました。

その物を使っていた日常や愛着や便利さ不便さであって、

つまりは動作が伴っていたということに。

道具は使ってこそ道具ですから。

 

 

その動作に視点を向けた作品、おもしろい!

withnews.jp

 

目的や用途は同じでも、道具が変われば動作も変わり、使われなくなった道具の動作は淘汰され忘れ去られていきます。

たしかに「なつかしい」となるのは物に対してだけで、その物にともなう動作のことなど考えもしなかった。

 

博物館は物の展示だけでなく、動作の展示も必要だね。

 

この芸大生の作品はとてもおもしろく、てか、こういう視点、佐藤雅彦っぽくて大好き。

この本欲しい。

 

 

昭和日常博物館

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