カレーライス以外のカレーは邪道だ!と思っていたが、ああ、人生損してた
「今夜はカレーよ」「わーい」
なんて会話が聞こえてくると、夕暮れの河川敷を思い浮かべてしまうほどカレーが醸し出すイメージは温かい。
多くの人はカレーが好きなようで、Facebookにもたまに「休日の今日は朝からカレーを煮込んでいます」という男の料理系投稿もあったりして、カレーは平和と幸福のスパイスとして日常に欠かせないようです。
かく言う私、カレー大好き!ゼッタイこれ!というこだわりは特になく、ただ一つ
だけあるとしたら、カレーはやはりカレーライスであるべきで、カレーライス以外のカレーはどうも邪道のような気がしてなりません。
例えば、カレーうどん、カレーパン、カレーせんべいとか。
ダメはないですよダメじゃないですけどどこか規制をすり抜けながら大きな顔して公道を走るマリオカートに近い気がして、けしからん!と思ったりするわけです。
そんなわけで物心ついたときからカレーはカレーライス以外食べたことなくて、たまに「カレーうどん行こか」と誘われても、邪道だ!と拒否っていました。
ところが、ところがですよ、思ったわけです。人生後半戦に入ってこのままカレーライスだけの人生でいいんだろうかと。法律が変わる前にマリオカートに乗るべきではと。
そんなこんなで2016年、名古屋は伏見にある「鯱市」という店ではじめてカレー煮込みうどんなるものを食べました。
うまかった。禁断の味に触れました。人生とは脇道にこそ至福が隠れているんですね。たまには途中下車をしないといけません。
と、ここで強引に、
カレーしかつながっていませんが、この絵本「カレー地獄旅行」
触れるとやけどしそうなこの色使い、ハァ〜と息を吸うと脳天まで突き抜けそうな激辛感覚、滴る汗がめくるページの上を転がっていくほどHot状態。
これからの季節、眺めるだけで汗ダラダラかもしれませんが、これ読みながらのかき氷が至福かもしれません。
うちの子、カレー好きなんだけど野菜だけよけるの、とお悩みのお母さま方、ぜひお子様とカレー地獄へ出かけましょう。