「選挙なんか行かない」理由はどこにある?
20代の半ばまで選挙なんて行ったことなかったからエラそうなこと言えないけれど、
投票率が戦後2番めの低さだって?
驚きです。
この驚きです、の意味は関心の低さ、
という点ではなく、
動向を見誤る世界にどっぷり浸かってしまっているのがヤバイな、という驚きです。
動向を見誤る世界、それはTwitter。
自分の関心のある分野、活動、人をフォローしているからそこに流れてくる情報に
偏りがあるのはわかっています。
ところが実際には…。
この現実、前回の衆院選でもあったってことすっかり忘れていました。
前回の衆院選前、仕事で一緒になった20代に
「選挙行く?」て聞いても
「行かない、と思います」の返事が圧倒的でした。
理由は、みんなが言っているように
「自分が投票しても変わらない」「面倒くさい」「よく分からない」と。
じゃあ、投票のやり方がWEBになったら、
もっとわかりやすい報道があったら、
そうなったら投票率が上がるかというと、そうでもないような気もします。
なんかもっと根本的な、
知らず知らずのうちに染み付いてしまった、
そう簡単にシステム改善ではリセットできない、
なにか、なにかのような気がしてなりません。
と、思いながら、またふとTwitter眺めていたらこんなTLが。
そんなバカな、と訝りながらも、ちょっとショックを受けています。
「奴隷」という単語は極端で、
誰だって「自分は奴隷」だなんて思いたくはなく認めはしないでしょうけれど、
「自分の置かれた状況は受け入れるべきもので、
それを自分の意志でなにかを変える、
変わることなんてあるわけがない」
という文章で語られると、むむむ、ひょっとして、となったりして。
フリーランスの場合、仕事上チームを組むことが多く、
別々の組織に所属している20代若手もその中には多くいます。
彼らの多くは礼儀正しく、従順で、素直で、そして現実的です。
所属している会社に対しても、決められた社則にきちんと向き合っています。
これはいいとか悪いとか、
自分たちの頃と比べて、
とかを言っているのではなく、ただの感想です。
(心のなかではどう思っているかなんてわかりませんから)
そう感じてしまう若い人が多くなったなぁという、ただの印象です。