そのネーミングが世界を混乱させる

バリカンのアタッチメント3mmのこの髪型でもシャンプーは必要です。リンスのいらない花王のメリットを愛用しています。
 
この前、頭を洗おうとシャンプーボトルのノズルを手のひらで押したらいつものような手応えがなく、ぶぶぶぶぶっと空気が漏れる音が風呂場に響いて、思わず呟いてしまいました。
 
 
 
 
「メリットがない」
 
 
 
 
風呂場で頭を濡らした状態でつぶやく「メリットがない」と、
会議室で頭をかかえた状態でつぶやく「メリットがない」を、
役所広司ならどう言い分けるんだろう。
 
 
 
 
 
「じゃあ明日15時からズームよろしく」
 
今ではもう、ズームといえばオンライン会議を真っ先に思い浮かべるけれど、それ以前のズームはズームインかズームアウトしかなかった。
 
 
 
 
 
「noteに『賢い医師生活』のレビュー書いたから読んでね」
 
と伝えても、ノートという単語があまりにも一般的すぎるため、noteがノートじゃなく、note.comのnoteの記事だとわかってもらえる人は少ない。
 
 
 
 
 
とまあ、なんかこんな感じで、
一般名詞を商品名やサービス名にしているのがたくさんあります。
 
 
アップルコンピュータAppleは、英語圏だとどう受け止められているんだろう。
 
 
「このあいだAppleStore行く途中でお腹すいたからスーパーでApple買って食べちゃった」的なオヤジギャグは、やっぱり万国共通で、英語圏世界をフリーズさせているのかな。
 
 
そういえば、ビートルズのレコードレーベルは『Apple Record』といって、なおかつビートルズのドラマーはリンゴという名前だったから、当時どれだけの日本人オヤジが酒の席でダジャレを言っていたかが容易に想像できます。
 
 
一般名詞を商品名や会社名にするって、とっつきやすいのかカン違いを招きやすいのかどっちなんだいったい。
 
そんなにまで世界を混乱させて、メリットってあるのかなぁ。