いつしか「イカゲーム」に参加させられている僕たち

朝起きて今日の予定を思い浮かべて思う。
「よし、夜になったらイカゲームが見られる」
そんな感じで過ぎ去っていったあっという間の9日間。
すべて見終わり、晴れてゲームオーバーのはずが‥そうとはならず謎は残るばかり。
 
 
黒幕らしき■■が、最後、■■の上層階の窓際で息を■■■■■ようだけど、それでもまた■■■の別の参加者が■のホームで■■■を裏返しにできず、頬に■■■を受けていたから、■■■はさらに繰り返されていく。
 
 
新たに始まる■■■を知った主人公ギフンが、■■■■へと向かう■■■に乗り込む前、■■をしたあと振り返って■■■出してしてしまうのは、これはシーズン2があるよ、の暗示なのか。
 
 
で、あの■の毛の■はなにか意味があるのか。なぜ■の色を■にしたんだ?単に■■■に飾ってある■■が目についただけの理由なのか。
 
 
 
歯の隙間の食べかすが取れない感、残尿感、消化不良感。
そんなもやもやを最終回に抱いた視聴者たちは皆、その正体を探ろうと世間の声を検索します。
 
 
 
イカゲーム 感想 意味 解釈 
 
 
 
 
世界は、それ自体がゲームだ。
 
そこにはメイカーとプレイヤーと、それを眺めて楽しむ観客がいて、時にお金を賭けて欲望を満たしている。
参加を表明したわけでもないのに知らないうちにゲームに参加させられ走らされてしまっているとしたら、ぞっとする。
 
 
 
主人公のギフンは劇中「俺は■じゃない」と叫んだ。
いまのところ幸いにして多くが皆、「自分は人間だ」と思っている。たぶん。
目の前にニンジンをぶら下げられて走る◾️じゃない。バカにすんな!と怒ってる。
でもいつ◾️となり、「早く走れ!追い抜け!」と尻を叩かれるかわかりゃしない。
 
 
 
 
優れた作品はその作品が意図していなかった現実の要素を磁石のように引き寄せてしまう力がある。
 
ちょうど「イカゲーム」を見ていたとき、日本で最も有名な女性が結婚会見を開いた。
彼女とその婚約者には誹謗中傷か殺到したそうだ。
 
もはや世界の、社会のゲームは「イカゲーム」のように肉体を駆使したものだけではない。
誹謗中傷を仕掛け、それとどう戦うかを眺めほくそ笑むことさえゲームとして楽しんでいる気配がしている。
いつどこで誰がゲームのプレイヤーにさせられてしまうかなんてわからない。
 
その時に、主人公ギフンのように、知恵を働かせ、他者を思いやり、人間としての優しさと尊厳を保てるかどうか、自信がない。
 
 
 
主人公の名はギフン。
キーボードで、ぎふん、と入力するとまず現れるのが、「義憤」だったから驚いた。