5月に亡くなった上島竜兵さん。
「押すなよ!絶対押すなよ!」のお約束ギャグがもう見られないかと思うとたまに寂しくもなります。
以前、その「押すなよ!」をお題とした大喜利がありました。
お題は、<上島さんを本当に押してはいけない時は?>です。
いくつも答えがあがっています。
上島さんの前に花壇がある時。
上島さんの前をカルガモの親子が横断している時。
上島さんが溶鉱炉の前に立っている時。
上島さんが宇宙空間にいる時。
などです。
どれも「押す」ことによって上島さんの前にあるものが良くない影響を受けたり、
上島さん自身が危険にさらされたりする答えです。
そんななか、
上島さんの背後に立ち、背中に添えた手をゆっくりと遠ざける光景を思い浮かべてみてください。
せきしろさんの答えは、
上島さんがひとりでもう自転車に乗れるようになった時。
背中を押す、という行為をまったく異なるアングルから見つめたその眼差しはとても優しくに満ちていて、おもわずほわっと微笑んでしまいます。
振り向いて誰も背中を押していない様子に気づき、「乗れた!乗れたぞ!」と大声ではしゃぐ上島竜兵さんの笑顔さえ浮かんできます。
でも、上島さんのことだから、途中でわざと転び、「クルリンパ」なんて周囲を和ませてくれるんだろうな。
熱湯風呂の定番もいいけれど、もう二度と見られないけれど、
「本当に押してはいけない」このパターンを見てみたかったなぁ、と、なぜか突然思う今日このごろです。