2022年の夏を100年後も忘れないために

普段ならば見る気さえしない「ミヤネ屋」を
録画予約してまで見てしまうのは
厚顔無恥と鉄面皮をかけ合わせた
言い訳と開き直りのおぞましさが
背筋を凍らせ少しでも暑さ対策に役立つと
思ったからだったけど
闇が放つ熱量の作用は
モニターをすり抜け
血流を一気に沸点にまで高め
エアコン温度を五度下げざるを得ないほど
容赦なく注ぎ込んできて
この人たちに絶対に憲法を変えさせてはいけない、と
石板に深く刻む。
 
 
 
 
 
 
奪われたら奪い返すぞ勝つぞ!
ならば、と
禁断の果実に手を伸ばし手に入れた
確実に一定数の「票」を計算できるやり方に味をしめ
エウレーカ!これは発見だ!永遠に俺たちは勝ち続ける!
とほくそ笑んだであろう王様がいて
王様がやるんだったら俺たちもと
蜜に群がる有象無象が
数の施しを得ようと挨拶や祝電で忠誠を誓い
偽りの民意での当選の暁の今に至っては
知らなかった関係はないとすっとぼけ
半笑いで記者の向こうのテレビのこっちの国民を小馬鹿にし
さらには
何が問題かわからないとまで言い放ったあと
『何が問題かわからない』
という趣旨の発言ではないという
恥をさらしてもなお
先生と呼ばれふんぞりかえっている。
 
 
 
 
 
 
 
こういった自己を振り返ることを
しない?できない?する気がない?
発言と嘘を繰り返し平気でできるのは
大丈夫さ『民衆』てやつらはすぐに忘れる
我らが王様だって百回以上嘘ついても平気だった
選挙になっても
計算できる票があるから負けやしないという
反則技に支えられているからで、
まったくもって『民』を馬鹿にしていると憤りつつ、
象形文字の『民』という字の成り立ちが
眼を針で突き刺す様から
目を失い自由を奪われた人々
物事のわからない多くの人々
支配下に置かれた人々だと知ってまたぞっとする。
 
 
 
 
 
今だけ今を乗り切ればみんな忘れる、
と高をくくっているとしても
これからまだ決定的な事実や証言が出てこないとも限らず
不審や不信や疑念をなんら解決しないまま
9月27日を迎えるのは無謀で
これって、去年の、真夏の、例の、
感動が全てを吹き飛ばしてくれる類のものじゃないから
さらに激しい分断を生み出しかねず
本当に9月27日を迎えたいのであるならば
どうか不審や不信や疑念に憤る民を巻き込まず
勝手にやってもらえばよく
それができないのであるならば
当事者たちの反省と謝罪と潔い身の引きに加え
報道の的確で冷静な危機感を持った態度と
それに呼応する『民』の支配下に置かれてないぞという
強い主張と関心が必須で、
だから今のところは
「ミヤネ屋」や「報道特集」や「NEWS23」や「報道1930」の録画予約をする日々が続く。
そして、
いつかは腹をくくってやってくれるとNHKには密かに期待している。
 
 
 
 
と、ここで改造内閣の顔ぶれが。
あーあ
これ正気?
どうなっていくのこの国。