ここ数年、記憶にないとか忘れたとか関係ないとか逃げ回ったり知らん顔をしている「あの人たち」の顔が浮かぶこと浮かぶこと。
獄中の菅家さんが家族に宛てた手紙の中に、こんな一文があったそうです。
「あと1回税金(2000円)のこっておりました。どうかよろしくお願いします」
この税金とは市民税のことらしいです。
DNA鑑定のミスと強いられた自供によって、死刑になってしまうかもしれない菅家さんが、税金滞納の心配をしている。
そこには、
国は、裁判は、
きっと正しく自分を裁いてくれる。
無罪に導いてくれる。
との、国を信ずる気持ちがありました。
だから、税金の滞納はできない、と。
清水さんはこの手紙を知って、菅家さんの無実を信じ、取材を進めたといいます。
「エルピス」がこの先どう展開していくのかはわかりません。
それでもぞくぞくとするフィクションにして見せてくれていて、
このドラマ、ちょっとした事件ですぞ。