京都太秦撮影所のベテランスタッフ&大部屋俳優と
NHKの最先端撮影機材&技術が
いっしょになって時代劇を撮ったらどうなる?
再放送ですけど、終わっちゃいましたけど、
おもしろかったカッコよかったすばらしかった。
新旧・ハイテクローテク・アナログデジタルなど、
価値観の異なる者同士が一緒にチームを組むドラマとなると、
どうしたって<軋轢>みたいなものを要素として入れたくなります。
「スローな武士にしてくれ」にはそんな余計なものは一切なし。
ただ一点!
カッコいいものを作ろうと互いに尊重し合うのが、気持ちいい。
で、出来上がるのが
真剣によるスーパースローでの水枕斬り
竹林での殺陣一連のドローンから手持ちドローンに変わって再びドローン
(竹林のなかのドローン技みごと)
13人斬りワンカット8倍速スーパースロースタビライザー手持ちフォロー
池田屋階段落ちからの階段飛び飛びワイヤーアクションスーパースロー
どれもがみな、カッコいい。
殺陣そのものが確かだから、編集でキレやスピードをごまかす必要がない。
そのまんまで見れちゃう。見ちゃう。
しかもスーパースローで。スーパースローにもかかわらず。
スーパースローだからタイトルは「スローな武士にしてくれ」
ってベタ?
でも、ベタをベタでやるにはベタとしての確固たる自信と確信がないとできません。
「(スーパー)スローな(アクションがめちゃカッコいい)武士にしてくれ(って言われてもアンタ、機材だけじゃあどうにもなりません。ちゃんとした技がないとね)」
そのちゃんとした技があるからスーパースローがカッコいいのだ。
ちなみに「スローな武士にしてくれ」のエンドテーマを歌うのは南佳孝。曲はもちろん、アレ。
本放送は3月で再放送は5月でした。どちらもBS。
もう再放送はないのだろうか。
再再送があるとしたら次は地上波か?
タイトル「スローな武士にしてくれ」
しっかりと覚えておいてください。
特に撮影関係に携わっている人、必見です。